『428〜封鎖された渋谷で〜』ボーナスシナリオクリア

歳をとると涙腺が弱くなっていけねぇやっ……!
本編クリア後のボーナスシナリオ『カナン編』と『鈴音編』をクリアしたんだけど、その『鈴音編』で泣かされた。
近年稀に見るくらい泣きました。
シナリオ自体は1時間ほどの短いもので、途中からオチも読めていた。
なので、最後も「あー、やっぱりか」と結構冷めた状態で読み進めたいたんだけど、

↓ネタばれ反転↓


最後の手紙で涙腺決壊。
作中の一文に、

幼い恋で、愛とも呼べないものかもしれないけれど、それだけに純粋なものに違いなかった。

とあるが、それが全て。純粋であるが故に美しくも儚く、心に響くものがあるのだと思う。
妹の恩人ではあるが、まったく面識のない相手が書いた手紙に、そこに込められた想いを知って、隠そうともせずに涙を流す亜智はやっぱり良いやつだなぁと思ってみたり。
ああ、もしかして、鈴音がボンベイだと知った後、病室に籠って出てこなかったのも、鈴音に心臓を提供するために、15歳の誕生日を迎えるまでは絶対死ねないからと、無理を控えて安静にしていたのかも、と思い至たり、スタッフロール中に再び涙。


↑ネタばれ反転↑

いやぁ、我孫子武丸といえば、学生の頃に読んだ「殺戮に至る病」の印象が強すぎて、まさかこんな感動掌編が出てくるとは思ってもみなかった。
あと大塚明夫さんがさりげなく実写の方にもちょい役で出てるけど、声のイメージよりもなんか「良いオジさん」っぽいギャップが面白かった。

Wii版をクリアしたばかりだけど、HDの映像と5.1chサラウンド、あとお布施ためにPS3版を買おうと決意した。
俺、この記事書き終わったら『428〜封鎖された渋谷で〜』(PS3版)を買いに行くんだ……!