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TOYOTA 86に惚れた

これまで、AZ3ハイラックスサーフエスティマ・ルシーダプリウスと四台の車に乗ってきた。
ガソリン車は1800cc以下、ディーゼル車は2800cc以下でなければならないという会社の規定の中で選んだ車たちである。

最初に乗ったAZ3は、まぁ可も無く不可も無くというか、正直車の事なんてよく知らないまま何となく値段と見た目で選んだだけの車だった。


二台目のサーフは、街中で見かけて惚れ込んで買った。残念ながら事故のため廃車となり、1年ほどしか乗れなかった。「気が付いたら地面が右側にあった」……つまり横転するほどの事故でありながら、奇跡的にドライバーは傷ひとつ無かったのは偏にサーフの頑丈さ故だったのだろう。ありがとうサーフ。


三台目のエスティマは、もう一度サーフを……と思っていたのだが、規定をクリアできる2800cc以下の車種は古いため、探すのが困難であるとのことで妥協して選んだ車であった。
実は気に入り度合いでいうと四台中最低であったのだが、大量の荷物が積み込めるその広さ故、最も重宝した車でもある。ただ燃費は悪かった。


四台目はプリウス。今でこそガソリン価格の高騰と世にはびこるエコ意識によって「ちょっと流行りすぎじゃね?」というくらい街中で見かける車だが、当時はまだまだ珍しく、加えてさまざまな新しい機能を標準装備しており、大いに俺の(珍しい車に乗っているという)優越感と(新しい物好きな)物欲を満足させてくれた。


そんなプリウスも、乗り続けること6年と半年。走行距離は14万kmを超えている。
まだまだ乗れるが、ぼちぼち次の車の目星くらいは付けておくかと思ったものの、これは! という車が見当たらない。ならばいっそ、かつて最も惚れ込んだサーフをもう一度……! 幸いなことに、会社の規定もようやくガソリン2000cc、ディーゼル3000ccになっていたので、今ならばと思って探してみたが、2009年以降生産されていなかった……。


他のSUVはいまいちピンとこないし、もういっそこのこと独身貴族() らしくすんげぇ趣味に走ろうか。とりあえずMT車なのは確定で……などと、具体的なビジョンも浮かばぬまま、まぁ欲しいと思う車に出会うまでプリウスを大事に乗っていこうとオイル交換に出向いたトヨペットに展示されていたトヨタ86に一目惚れ。
新しいハチロクが出るという話は聞いていた。やはり頭文字D世代としては「ハチロク」の響きには憧れるものがあるが、三十路をすぎてスポーツカーはどうかと、候補に挙がってすらいなかったのだが……実車を見るとやっぱり格好いいじゃないか。
ターボも4WDもない。しかしそのシンプルさが美しい。スポーツカー、良いじゃないか。趣味に走るんだろう? こいつなら、日南への峠道でしょっちゅう俺をぶち抜いてくれたパンダトレノにリベンジできるじゃないか。おあつらえ向きに排気量も2000ccだ。1年。1年貯めれるだけ貯めた金を頭金にして買う。決めた。俺はハチロクを買うぞ! ジョジョーッ!!



…………。1年は金を貯めようと思ったけど、今年の11月に車検だった。どうしよう、車検が切れるタイミングで買うのも手だなぁ。