ポケタブ6

ポケタブ6を買いました。

公式サイト → いつでも一緒 ポケットインタブレット


回転の会ユーザーの皆さんは「またかよ」「どんだけ同じようなの買うんだよ」「ひとつよこせ」などとお思いだろうが、まぁ落ち着いてほしい。
こいつはタブレットでありながらタブレット的な使い方はしない予定なのだ。
なにに使うのかというとあれだ、電子書籍専用にする予定だ。


iPad miniがあるじゃないか」というツッコミが聞こえてきそうだが、iPad miniはなんだかんだ言いながらタブレットPCとしてメールやウェブ、ゲームなどの各種アプリも活用しているものの、最近めっきり電子書籍を読むのには使わなくなった。
理由としてはまぁ、以前の記事である、Kindle Paperwhite 3G と過ごした1週間 - 回転の会でも書いたとおり、電子書籍端末に求める最大の要素として『軽さは正義!』を認識してしまったからだ。

その『軽さ』の重要性に気付かせてくれたKindle Paperwhiteは大いに気に入っている。
e-inkはテキストを読むのに最適だし、以前に比べて小説の消化速度は早くなった。もう手放せない端末だ。
しかし、当然ながらKindle PWはKindle専用端末なので、他のストアで購入した書籍は読めない。書籍も、カラーページがあればカラーで見たいと思う。そんな時はiPad miniを使っているのだが、なんだかどっちつかず感が否めない。

そこでふと思いついたのが、Kindle PWと同程度のサイズのAndroidタブレットを電子書籍専用端末にすることだ。(本当はアップルが6インチタブレットを作ってくれるのが一番なんだがまぁ無理だろうし)
GALAXY NOTEとか、5インチ超えの、いわゆる「ファブレット」(スマートフォンとタブレットの間に位置付けられる端末)が台頭してきた昨今。中華タブなら、Nexus7より一回り小さい“6インチくらいで安価”というニッチな端末が見つかるかもしれない……と、グーグル先生にお伺いを立てたところ、件のポケタブ6がヒットした次第。


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そうして届いたポケタブさんこんにちは。


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大きさ比較。左からポケタブ6、Kindle PW、iPad mini。
ご覧のとおり、Kindle PWよりやや細めで、画面自体は縦長(16:9)になっている。


起動してみると、タッチの感度は悪いわ、動作はいちいちもたつくわで、正直これは失敗だったかもと落胆したのだが、辛抱強く不要なアプリやウィジェットを削除したり設定を弄っていると、どうにか実用に足る使い勝手に落ち着いた。

そうして、当初の目論見通り電子書籍端末専用機と化すべく、Kindle、kinoppy、BOOK☆Walkerといった、各電子書籍アプリをインストールしていったのだが、ここで再び問題発生。
というのも、件のポケタブさん、内蔵メモリが4Gしかないため、microSDの32Gを一緒に購入して、無事に端末にも認識されていたのだが、いざインストールしたアプリや書籍データを『SDカードに保存』しても、実際にはSDカードの空き容量は1バイトも減らず、代わりに2.32Gしかない内部ストレージの空き容量が減っていくではないか!?

調べてみると、中華タブレットにはよくある構造のようだ。
パソコンに例えると、内部ストレージ(内蔵HDD)をシステム領域(Cドライブ)とデータ領域(Dドライブ)に分けていて、容量が少ないからと買ったmicroSD(外付けHDD)は、音楽や画像、動画といったデータは保存できるものの、アプリ(ソフト)やそれに紐付けされてる書籍データを入れることはできないそうな。
……なんか間違ってるかもしれないが、まぁニュアンス的には合ってると思う。

なので早速システムを弄ってmicroSDを内部ストレージとして認識させることとなった。
なんだかなぁ……必要最小限の設定と必要最小限のアプリだけ入れて使うつもりが、いきなりハックすることになるとは……。

ポケタブ6はルートが塞がれてるので(←意味はよくわかってない)とにかく一手間必要だ。
ルートの開放?取得?については以下のページを参考にした。ありがてぇありがてぇ。

ちょっと寄り道 AGAIN (仮) GADMEI E6 ルート化

ちなみにこちらで紹介されてるルート化ツールだが、なぜかインストールが途中で止まってしまうため先に進めず、あーでもないこーでもないと数時間無駄にした。デフォルトブラウザをchromeからIEに戻して、ポップアップの禁止を解除、ついでにウイルス対策ソフトも切ったところ、なんとかインストールできた。




無事ルート化できたらシステムの一部書き換え。こちらは以下を参考に。ありがてぇありがてぇ。

MOMO9 加強版 内部SDと外部SDを入れ替える方法 | こちらアンドロイド少女隊 MOMO9


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ようやくmicroSDを内部ストレージとして認識させる事ができた。


早速電子書籍を読んでみると実に快適。
動作に多少引っかかりがあったり、連続してページをめくると読み込みで止まったりするのはまぁ低価格・低スペック故のご愛嬌というところか。


兎にも角にも、電子書籍(小説)を読む端末の最適解は“6インチ・200グラム以下”に決定。
ただし、コミックスの見開き表示と雑誌系電子書籍には、やっぱりiPad Retina(10インチ)もしくは将来出る(といいなぁ)iPad mini Retina(7.9インチ)サイズが欲しい。
なので、次にiPadを買うときは10インチにして、電子書籍専用端末として6インチサイズを併用しようと思う。
しかし、中華タブレットはもういいので、ASCII.jp:こりゃまたデカい 6.3型スマホ「GALAXY Mega」発表←この辺り(6.3インチ、199g)の型落ち、中古が狙い目かと、取らぬ狸のなんとやらに余念がない。