Macとオーディオ

数年ぶりに部屋の模様替えを行った際、ついでにオーディオ環境についてちょっと考えてみた。

最近では、音楽といえば車で聞くくらいで、あとはiPhoneiPadを使うのみ。
いまさらコンポでCDを聞くとか面倒だし、だったらiPhone対応のスピーカーかなぁ? とか考えていたところにこちらの記事
“Mac+iTunes”で音楽を超高音質で再生する環境を作る6つのステップ - Moxbit

確かに、Mac版のiTunesは軽くて使いやすい。Windows版の重さと使いにくさは一体なんなんだと問いたいくらいに。
今まではOlasonicのTW-S7:USBパワードスピーカーを使っていた。

Olasonic USBスピーカー バスパワー 10W+10W TW-S7(W)

Olasonic USBスピーカー バスパワー 10W+10W TW-S7(W)

こちらは1万円を切る価格と、手軽に使える電源不要のUSBバスパワースピーカーでありながら中々の高音質、あと珍しいタマゴ型のデザインと、俺の琴線をこれでもかと掻き鳴らした製品で、約3年ほど愛用していたのだが、さすがにMacでオーディオ環境をとなると力不足な感は否めない。

ではどうするか?
先のMoxbitさんの記事のようにDACを買って来るべきだろうか?
いやいや、そもそもMacはデフォルトでデジタル出力端子が付いてるんだから、USBは無くともデジタル入力できるアンプがあれば事足りるんじゃね?
……と、ここまで考えたところではたと押入れの奥で眠るDHC MD-777の存在を思い出した。

かれこれ14〜5年前に買った初の本格コンポ。
CDとMDどちらも5枚チェンジャー搭載で、PCに接続して専用ソフトで管理すればMDの曲名に漢字が使えるという、当時は画期的なコンポだった。
MDからiPodに移行し、管理ソフトもiTunesに取って代わるにつれて、すっかり使われなくなったのだが、別にどこかが壊れたりはしてなかったはずだ。こいつって確かデジタル入力端子ついてたんじゃね? と確認してみるとあった。これならMacとデジタルケーブルで繋げるよ!

ということで設置してみた。

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長らく放置していたせいか、CDチェンジャーが壊れてるようでトレイが開かなくなっていた。が、ラジオとMD、そして肝心なデジタル入力は問題なく使えた。
試しにiTunesで音楽を流してみると、さすがにTW-S7よりはかなり良い。まぁUSBバスパワーの15W+15W相当と、アンプを通しての60W+60Wなんだから、比べるほうが間違ってるわけだが。
ただ、アンプ部の電源ボタンの反応がイマイチだったり、リモコンが見当たらなかったりと、多少怪しい点があるので、そのうちアンプだけ買おうかと思う。スピーカーはそのまま使えば良いよね。

音質? そこそこで良いんじゃない? こちとら素人なんだ、良いような気がするとかそんくらいだよ、感想なんて。
アンプやスピーカーのレビューなんか読んでると、

>中高音にフォーカスされた、オンキョーらしい、やや硬めの音調。その中に、ほのかなとろ味と色気を感じさせ好感が持てる。

とろ味? 色気? なに言ってんだこいつら……?

まぁ大した耳を持たなかったおかげで、こだわりオーディオ地獄にハマらずに済んだのだから喜ぶべきなんだろう。そこそこで良いんですよ。庶民耳バンザイ。

あとは、スピーカーの台に使ってるのが発泡スチロールのブロックなので、これをどうにかしたい。
余計な振動を抑えることでスピーカー本来の性能を発揮するためにも、スピーカー台は「固く」て「重い」ものが良いらしい。これはなんとなく理解できる。
そういうわけで、スピーカーの下には御影石とか敷くと良いらしのだが、御影石てw そんなんお前、どうやって手に入れるんだよw ……と思っていた時期が私にもありました。ググるとわりと常識らしい。そしてアマゾンに普通に売ってた。

オーディオ、ボード……だと……!?

良かった……「スピーカーの下敷きに御影石てw」とかつぶやく前にググって良かった……! 危うく総ツッコミが入るところだった。
しかもサイズ次第で3000円〜から10000円程度と値段もお手頃。ちょうど欲しいサイズである20cm×30cmだと4000円弱なので、こちらはすぐに手が出せる。というか発送まで1〜3週間とのことなのでもう注文した。受注生産とは恐るべし、さすが御影石……。

このMacにアンプ繋いでiTunesでオーディオというスタイルは、なんとなくオサレで気に入っている。
そのうちラックとか揃えてキレイに配置したいなぁ。