MeTilTran
iPad購入を決意して以来、地道に手持ちの本を電子化してきた。
と言っても、ペース自体が月に10冊程度と非常にゆっくりしたもので、山と積まれた本を攻略できるのはまだまだ先の話になりそうだ。
これはもう年単位でのプロジェクトと割りきって、焦らず片付けていきたい。
少なくとも、本を買うこと自体減ってるし、新しく買ったものはすぐさま電子化してるので、増えることだけはないというのが救いといえば救い……かなぁ?
さて、そんなこんなで電子化された本。
マンガだろうとラノベだろうと京極堂シリーズ(裁断泣かせ)だろうと、iPadでは実に快適に読める。理想通りの電子書籍ライフに大満足。……なのだが。
せっかく電子化したのだから、iPad以上に常に持ち歩くiPhoneでも楽しめないだろうかと思った次第。
そもそも、昨今のScanSnap等を使った本の電子化ブームはiPhoneこそが火付け役。(だったと思う)
優秀なリーダーアプリもあることだし、iPhoneでだって読んでやるぜー! と意気込んだものの、やはり画面の狭さは如何ともし難く。無論、画像の拡大は可能なので、読もうと思えば読めなくもないのだが、マンガはともかく小説は拡大するとかなり読み辛い。
というのも、マンガだと視線の動きは、
こんな感じだろう。
しかし小説の場合、
とまぁ、かなり忙しい。
かといって、拡大せずに読もうと思えば、
これ。
かなり厳しいだろう。
iPhone4で採用されている、噂の高精細画面ならば、おそらくこのサイズでも文字が潰れず読めるんだろうけど、それにしたってあまり小さい字を読むのは目が疲れるので御免被りたい。
しかし画像ファイルである以上、ソフト面で文字サイズを拡大した上、文字数や行数を組み替えるなんて無理。
かくなる上は、取り込んだ際にPDFのままOCRにかけて、画像ファイルではなくテキストファイルとして管理し、挿絵は青空文庫形式のタグで埋め込んで……ってメンドクセー! (ノ`Д´)ノ彡┻━┻゛:∴
さすがにそこまではやってられん。iPhoneでの自炊版電子書籍ライフは無理かと諦めかけたその時、素敵なソフトに出会った。
なんと画像内の文字を拾い出し、画像自体のリサイズ、文字のリサイズ、再配置を自動で行ってくれるという優れもの。
しかも結構前から公開されてたみたい……知らなかった……。
ていうかこんなことが出来るのかよ! しかも無料なのかよ! と興奮のあまりよくわからないテンションでひとりツッコミつつも、先程のデータをiPhone用に最適化してみた結果がこちら!
これは読みやすい。
ページ数が3〜4倍になってしまったが、代わりに1ページ毎のサイズが小さくなったので容量的にも問題なし。
なんという便利ソフト。No.722は神か。