3D
かなり久しぶりにゲームを買った。
rain
『ICO』にも通じるような不思議な雰囲気を纏うパッケージに惹かれ、まったく事前知識なしに店頭で購入を決意。まぁ安かったし。
ラスト・オブ・アス
久々にゲームを買おうと思ったきっかけ。
以前、もはやゲームというより映画? といったクオリティのデモを見て面白そうだと思っていたのだが、忙しくてスルーしていたのを思い出し、ちょうど中古も出回っていたので購入。
グランツーリスモ5 Spec II
実はすでに6が発売されて半年以上経っているにもかかわらず、あえて5を選んだ。
なぜなら、6は未対応だが、5は最初から対応したいたから。3Dに。
うんまぁ、とうとう我慢しきれずに買うてしもてん。
究極の引き篭もりアイテム、ヘッドマウントディスプレイを。
こんなオモチャ手に入れたら、そりゃ色々試したくなるのが人情というもの。
久々のグランツーリスモの進化具合と、HMZ-T3による没入感に感動し、見事に酔った。
個人差はあると思うが、ゲームは結構疲れるし、あまり動きの激しいものは酔う。しかし、酔わない人なら、これでFPSとかやるとかなり楽しいんじゃないだろうか。
映画との相性はバッチリ。まさに映画館で中央やや前寄りの、視界いっぱいにスクリーンが広がるくらいの席に座るのと同じ状態。
ソファやパーソナルチェアにゆったり腰掛け、HMZ-T3にヘッドホンのMDR-DS7100
を合わせてれば、小雨だった雨がいつのまにやら土砂降りになっても気付かないほどの没入感を与えてくれる。
これぞ至福。
かなり期待してた3Dのエロい奴は、なんだかイマイチだった。適当に選んだタイトルが悪かったのかもしれないが、これならわざわざ3D対応にこだわる必要はなさそうだ。
逆に通常の3D対応映画は楽しい。映画館と違い、左右の画面で独立した映像を表示できるので、チラつきが発生せず、かなり自然な3D映像が楽しめる。
今回のHMZ-T3には、通常のケーブル接続タイプとワイヤレスタイプの2種類が発売されていたが、バッテリーは外付けになっていて、このバッテリーユニットとプロセッサーユニットの間が有線か無線かの違いしかない。
それなら結局どちらも有線じゃんと、安価な有線式を購入したが、予算が許すならワイヤレスの方が良かったかもしれない。
というのも、このバッテリーユニットと本体を繋ぐケーブルが微妙な長さで、なんとも取り回しに苦労するからだ。いっそ腰の当りに括りつけておけばスッキリしそうなんだが、そうすると今度はプロセッサーユニットと繋がるHDMIケーブルが邪魔になる。非常に悩ましい仕様だ。
とはいえバッテリーを内蔵すればサイズや重量がなぁ……ソニー的にもこの辺は試行錯誤中なんだろう。今後に期待したい。
総評として、一言で表すなら「ネタアイテム」。
性能的にもデザイン的にもこなれてない。特に、今回は中途半端なワイヤレス仕様といい、発展途上な雰囲気が漂うシロモノだった。
また、期待はずれだった(消費者的には予想通り)3Dブームの不発ぶりに、ゲームにしろ映像タイトルにしろ3Dコンテンツが縮小傾向にあるようなので、今後、この手のデバイスの売りである3D機能が十全に活かせるのか不安が付きまとう。
どんなに優れたハードを用意しても、コンテンツがついてこなければ……ねぇ……。